こんにちは!たまプラーザ、あざみ野の麻代ピアノ教室です🎹中秋の名月も満月が綺麗に見え、秋を意識する季節になってきました♪
ところで、ここ最近のレッスンで頻繁にお話している事があります♪それは、題名にもありますが、強弱記号のクレッシェンドやデクレッシェンド、ディミヌエンドについてです♪
まずはそれぞれの意味から♪
・クレッシェンド(cresc.)→だんだん大きく
・デクレッシェンド(decreased.)→だんだん小さく
・ディミヌエンド(dim.)→だんだん小さく
となります♪
この「だんだん」を正しく表現するためには、何が必要になってくるのでしょうか?
楽譜を例に見てみましょう!
ドビュッシー「ベルガマスク組曲」より、前奏曲の楽譜を見てみましょう!
クレッシェンドで見てみよう
⓵クレッシェンドの始まりは何から?
黄色い丸のところ、cresc.(クレッシェンド)がありますね!ここから「だんだん大きく」という指示ですが、「何」から大きくすればいいでしょうか?
⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰
正解は、P(ピアノ)からです!青丸のところに「P」が書かれているので、クレッシェンドの開始時には、Pになるわけです。
⓶クレッシェンドはどこまで続く?
黄色の丸のところから始まったクレッシェンドですが、一体どこまで続くのでしょうか?
正解は!ピンクの丸のところのf(フォルテ)まで(^^)
ですから、黄色の丸のP(ピアノ)から4小節かけてやっとフォルテになるわけです!
しかも、フォルテ2小節前から、molto cresc.(極めてクレッシェンドして)の指示があるので、フォルテに到達するまでに、どのような配分で音量を足していくか、緻密に考える必要がありますね!
例えとして...
P(ピアノ)から、最初は「じわじわと」、f(フォルテ)2小説前から一気に音量が足されていき、やっとfに到達!こんな感じでしょうか(^^)
⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰
クレッシェンドの意味、「だんだん」大きくを正確に表現するためには、上記のように、⓵始まり、と、⓶到達点をきっちり把握すること、そして到達点に向かってどのくらいの配分で大きくしていけばいいのか考える事が大切だと思います。
ということは逆も然り!dim.(ディミヌエンド)、decrees.(デクレッシェンド)も同じ、始まりと到達点を見極め、音量を小さくしていく配分を考えて弾く、ということです!
「cresc.」、「decrees.」、「dim.」♫この3つの強弱記号は頻繁に楽譜に登場します!だからこそ、表現方を正しく理解すれば、演奏がグレードアップするはず!もしこれらの記号を見つけたら、楽譜を見て上記のことを考えてみてくださいね!
0コメント