ゆっくり練習の大切さ

こんにちは!すっかり秋も深まり、朝晩は冷え込む季節になりましたね🍁めっきり家から出ない生活になってしまっているので、色づき始めた街路樹を見に、お散歩へ行こうかと思うこの頃です♪

さて、今回は「ゆっくり練習」についてお話したいと思います。皆さんは、普段の練習で「ゆっくり練習」をされていますか?

早速ですが、ゆっくり練習の仕方とポイントをお話します♪

〜ゆっくり練習は何のためにするの?〜

・音を聴くため

指示通りのテンポでは、どうしても聴きにくい音(例えば左手の旋律、内声など)を確実に聴くため

・曲想(アーティキュレーションや強弱など)の確認

指示通りのテンポでは弾くだけで精一杯で、曲想にまで意識がいかない時、ゆっくり弾くことで、楽譜に書かれた指示と曲想をじっくり確認できるため

・技術的に弾けない箇所の確認

指示通りのテンポでは技術的に弾けないところも、ゆっくり弾くことで動きを再確認でき、弾けない原因を見つけることができるため

このような目的のため、ゆっくり練習が大切になってきます。
では、目的がわかったところで、ゆっくり練習の効果をさらにアップさせるポイントをお話したいと思います。

〜ゆっくり練習で気をつけること〜

1.ゆっくり練習は、複数のことを同時に、しかも確実にできるテンポで

上記にもお話した通り、ゆっくり練習の目的はいくつもあるので、それらを全部できるくらい、余裕のあるテンポまで落とさなくてはいけません。少しでも技術に不安のあるテンポでもいけませんし、聴こえづらい旋律がまだあるようでしたら、これまた、まだそのテンポでは速いというわけです。ご自身の中で、複数のことを同時に、確実にできるテンポを探して練習してみましょう♪

2.メトロノームを使って「ゆっくり練習」のテンポを決める。

ゆっくり練習をする時に、大体どのくらいのテンポにしたらいいのか分かったら、メトロノームで数字として確認することをお勧めします。毎日の練習に取り入れるゆっくり練習ですから、なんとなくの感覚でやるのではなく、テンポを数字化することで、「確実にこのテンポで弾くんだ」という意識にもつながります。そして、ゆっくり練習をしていると、やっぱりもう少しゆっくり弾きたいな、ということもあるのですが、その場合も設定したテンポから「5ずつメモリを下げていき、新たなテンポを探す」という風に、細かいテンポ設定が可能になります。
もちろん、ずっとメトロノームに合わせて弾くわけではありません。ゆっくり練習の前に、ご自身で設定したテンポをメトロノームで確認してから、ゆっくり練習を始めてみてください♪

3.必ず自分の音出すを聴いて練習しよう

正直にいって、ゆっくり練習は地味で、あまり楽しくないかもしれません。ですが、なんとなくノルマのように弾くのではなく、目的がちゃんと達成できているか、確認しながら弾かなくてはいけません。旋律は聴こえたか、技術的に問題なく弾けたか、曲想は思った通りにつけられているか、など耳をフルで使ってこそ、ゆっくり練習の効果が発揮されます。ゆっくり練習は、指示された通りのテンポでも耳が働くように、耳の使い方を鍛える練習でもあるのです。ゆっくりなテンポだからこそ、全部の音を聴き逃さないつもりで練習できたらいいですね♪

ゆっくり練習をついついサボってしまいそうになる自分にも、自戒の念を込めて、今回この記事を書きました♪一緒に頑張りましょう!

♪おまけ♪
最近、ピアノの小物集めが楽しいです♪レッスン室の時計、お気に入りです♪


たまプラーザ・あざみ野 麻代ピアノ教室

青葉区美しが丘西のピアノレッスン

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