休符の感じ方と役割

こんにちは!たまプラーザ・あざみ野、美しが丘西の麻代ピアノ教室です🎹

先日、子供に教えていた時、休符がたくさん出てくる曲がありました。普通に間違えずには弾けているのですが、何かが足りない・・・。もう一度聞いてみると、休符のたびに「ブツっブツっ」と音楽の流れが止まってしまっています。「そうなる原因は休符だ!」ということで、休符の感じ方を一緒に考えて再挑戦。すると、さっきとは別人のような演奏になりました!改めて、休符について考えるきっかけになり、休符の重要さを再確認した出来事でした。

ということで、今日は休符についてお話したいと思います。


〜休符はお休みじゃなかった?!〜

休符って、子供の頃は「お休み」と言って教わった方も多いのではないでしょうか?それに、実際音は鳴ってないから、何もしなくていい、って思ったことありませんか?私もその1人、四分休符なら、リズム打ちと同じように、「うん!」と休むことだと思っていました。

でも、そう感じてしまうと、

  • リズム感が崩れる
  • フレーズが途切れる
  • 音楽が流れない

など色々な問題に直面してしまうのです。


~どうやって休符を感じる?~

一口で「休符を感じましょう」と言われても、どうやって感じればいいのか分からないかもしれません。でも大丈夫、そんな時は休符の含まれた旋律を口で歌ってみればいいのです!

早速、簡単な曲を例に出してみます!この曲は、四分休符が毎小節に出てきますね!

それではまず、この旋律を音名で歌っていきましょう!その時に、四分休符のところは「うん」と声に出して歌ってください。でも、あくまで旋律の流れの中で、決してリズム打ちの時のようには歌わないで...。

(ちなみに、この休符をリズム打ちのように感じてしまったら、どうなるでしょう...全くと言って音楽が流れませんね。)

その時に、どういう風に「うん」と歌ったか意識してみてください。

さて、皆さんはどう歌われましたか?私は休符のところを、「休符前の音の余韻を聞きながら、次の音に向かう」ように歌いました。


~休符の感じ方次第で、演奏がグッと表情豊かに!~

休符を感じるために歌ってみましょう、というお話をしましたが、歌うことによって、休符には色々な役割があることに気付くと思います。次の音へ向かう推進力だったり、新たに始まるフレーズの準備であったり、リズム感を際立たせるためだったり...同じ休符でも一つ一つ、役割によって感じ方が変わります。

曲の中にたくさんある休符、その一つ一つの役割を感じ取り、表情を変えて弾けることができれば、それだけでも多彩な表現が出来ますよね!ぜひ、皆さんも「歌って」休符を感じてみてください。


音が鳴っていないのに、何かを表現できる休符って、本当はとても魅力的!

休符を感じて弾いて、その魅力をピアノで伝えたいですね!


たまプラーザ・あざみ野 麻代ピアノ教室

青葉区美しが丘西のピアノレッスン

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